電気、ガス、水、通信契約を販売
引っ越しが決まった賃貸住宅の入居者に、電気、ガス、ウオーターサーバー、通信などのライフライン商材を提案するRenxa(レンサ:東京都豊島区)は、年間25万人の入居者と接点を持つ。入居者は不動産会社を軸に、引っ越し会社、家賃保証会社、企業の福利厚生部門などから紹介を受ける。2024年3月期に43億円を売り上げた坂本幸司社長に話を聞いた。
24年3月期、売上43億円
提携不動産会社 800社を超える
Renxaの主な事業は、不動産会社と提携し、顧客にライフライン商材を営業するコールセンターの運用だ。提携する不動産会社は800社を超える。売り上げの6割が、引っ越しをきっかけとしたライフライン提案の販売手数料によるものだ。
強みは、短期間で電話営業スタッフを養成できる仕組みにある。電気のみ、ガスのみ、といった単一の商材を販売するまでには3カ月程度、新生活に関わる商材をトータルで販売するスタッフも1年強で育成する。24年6月現在、在籍するスタッフは80人の社員を含めて、400人だ。