シー・エフ・ネッツ(神奈川県鎌倉市)は、収益物件の購入から売却までのコンサルティングを一貫して行う。2022年10月からは、東証プライム市場に上場するリログループ(東京都新宿区)のグループ企業となった。シー・エフ・ネッツの木内哲也社長に、同社の戦略と今後の展開について聞いた。
配信で集客、投資家会員5000人
グループ年商33億円 セミナーが集客の柱
グループで7473戸の賃貸住宅を管理し、神奈川県の横浜市と川崎市、東京23区を主な商圏とするシー・エフ・ネッツは、投資家をメインターゲットとし、不動産コンサルティング事業を柱に成長してきた。
23年度の売上高は、グループ会社で賃貸管理を行うシー・エフ・ビルマネジメント(神奈川県鎌倉市)、収益物件の設計やリフォームを行う南青山建築工房(同)の3社連結で約33億円。シー・エフ・ネッツ単体での売上高は7億1000万円だ。
グループ3社での事業別売上構成比は、売買仲介事業が4割、賃貸管理事業が3割、リフォーム・建築企画が3割となっている。社員数はパート、嘱託を含め3社合計で約100人。
グループで管理する物件は東京23区が5割、横浜市が2割、川崎市が2割と、3エリアで全体の9割を占めている。そのほか、大阪市と愛知県名古屋市に所在する。