4月1日付でシステムキッチン最大手タカラスタンダード(大阪市)の新社長に前取締役常務執行役員兼東京支社長の小森大氏が就任した。社長就任にあたり、キッチンだけでなく、洗面化粧台やシステムバスにおいてもトップシェアを中長期的に狙っていく方針を発表した。
3年で収益力向上図る
方針発表に先立ち、同社からは「経営環境の変化に迅速に対応し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上への取り組みを強化すべく、次世代に向けた新たな経営体制に移行するためとしている」と説明があった。
社長交代は前任の渡辺岳夫氏が就任した2003年から21年ぶり、小森氏は9代目社長となる。
―社長として早急に取り組んでいきたいことは。
特に東京は変化のスピードが速く、それを敏感に感じてきた。ワンテンポ遅れるような会社になってはいけない。売り上げに関しては、十二分な成果は出せたが、残念ながら利益面が課題となる。私としては収益力を次の3年で上げていきたい。