家主にアンケート、回答156件
管理戸数約1万戸の住まいLOVE(ラブ)グループ(愛知県豊橋市)は、豊橋技術科学大学の大学院生の研究に協力した。大学院生がオーナーを対象に、災害時の被災者に対する住宅提供の意向を調査するため、オーナーに向けアンケート調査を実施。その中で、同社はアンケート送付先の情報提供を行った。
研究を主導したのは建築・都市システム学専攻の博士前期課程1年、佐藤凌真氏だ。アンケート調査のテーマは「平常時、災害時における住宅提供に関する意識調査」。同社から情報提供を受けたオーナーの物件を、災害発生時に住宅を提供する「応急借上げ住宅制度」に適応される場合とされない場合に分け、被災者に空室を提供する意思がオーナーにあるかどうかを調査した。同制度は、被災状況の程度によって適用の有無が変わる。
調査期間は2022年11月~23年2月の4カ月間。ウェブおよび書面で行い、156人のオーナーから回答を得ることができた。