入居者への一次対応の強化や修繕提案の精度向上に向け、社員に対する「賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度(以下、メンテナンス主任者)」の取得を推進する管理会社が増えてきた。実際に、推進する3社に話を聞いた。
メンテナンス主任者、取得進む
管理物件の高経年化が進む中、社内でメンテナンス主任者資格の保有者を増やす管理会社が出てきている。
メンテナンス主任者は公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(東京都千代田区)が認定する民間資格だ。賃貸住宅の建物に関する知識を体系的に学ぶことを目的としてつくられた。2023年11月に創設され、24年6月11日時点で試験への申込者数は2万1319人、資格保有者は1万8921人に上る、賃貸住宅業界で注目の新資格だ。