日建不動産、モクチン企画と提携し建物再生サービスを展開

日建不動産

商品|2021年06月21日

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空き家となった実家の前で売主家族の写真を撮映

 『ピタットハウス』上越店として営業する日建不動産(新潟県上越市)は、リノベーションアイデア集『モクチンレシピ』を提供するNPO法人モクチン企画(東京都大田区)と建物再生の新しいサービス『縁 en(エン)』を4月からスタートした。

空き家を買い取り賃貸へ転用

 同サービスでは「人と人、人と不動産をつなぐ」をコンセプトに、主に若いファミリーで、家を建てるにはまだ早いが、アパートではのびのび暮らせないという人向けに空き家となった実家を貸家としてつなぐというもの。基本的には、一定の調査の上、日建不動産が空き家を買い取る。修繕が必要な場合には、新築のように刷新するのではなく、なるべく既存の住宅のたたずまいを生かして、家の物語がさらにつながるように改修プランを工夫する。

 日建不動産が引き継ぐ空き家の様子は、改修前後の写真を基にフォトブックを作成し、売主にプレゼントする。それにより、思い出が詰まった家を記録として残す。

 同社は、2020年にモクチン企画とパートナーズ契約を結び、主に新潟県上越市にて不動産の売買・賃貸・管理業を軸に、年々増加する空き家向けの再生サービスを準備してきた。これまで戸建て2棟、アパート1棟を手掛けた。

 「元々、生まれ育ったいわゆる〝実家〟が空き家となってしまった人がいる中で、私たちは、その思いを大切に、実家をきちんと整えて、次の住み手へつなぎたい」と日建不動産の横尾元樹社長は話す。

 今回のサービス開始により、築古物件のイメージアップと空き家再生事業の推進、地域の不動産価値の向上に寄与していきたいと考えている。

日建不動産 横尾元樹社長の写真

日建不動産
新潟県上越市
横尾元樹社長(42)

 

(6月21日19面に掲載)

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