駐輪場のシェアリングサービス「みんちゅうSHARE‐LIN(シェアリン)」を展開するアイキューソフィア(東京都新宿区)は11月20日、東京都中野区と業務協定を締結した。
東京都中野区と協定締結
みんちゅうSHARE‐LINはウェブサイトや専用アプリで有料駐輪場の利用予約をすることができる。自転車1台分のスペースから運用が可能で、空きスペースの収益化を促す。利用料金は24時間につき100~200円(税込み)程度で、土地所有者は利用料金の65%を、管理を同社に委託する場合は50%を受け取る。今後は1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)や大阪府、愛知県を中心に1000カ所展開する予定だ。
同協定にて、中野区の駅周辺や高架下、商店街など、不正駐輪が顕著な場所に同サービスの提供を開始する。自転車を止められるスペースを有料駐輪場にすることで、不正駐輪の抑制を図る。
中野区には、不正駐輪により救急車や車いすが通れないといった社会課題があった。今後は同サービスの営業や広報活動の支援を行い、課題解決を図っていく。
アイキューソフィアの中野里美社長は「みんちゅうSHARE‐LINは不正駐輪への対策だけでなく、商店街をはじめとした中野区内の狭小スペースの有効活用にも通じる取り組みだ」と語る。
(2023年12月18日8面に掲載)