タイパで高める従業員満足度

【連載】不動産DXで実現する顧客ファースト 第6回

管理・仲介業|2024年06月07日

  • twitter

 Z世代のほとんどが成人する2030年には、全世界で生成される情報量が10年の1000倍になるという推計がある。

 爆発的に増える情報量の中で育ったZ世代、彼らを中心に重視されているのが「タイムパフォーマンス」すなわち「時間対効果」を意味する「タイパ」である。

 テクノロジーの発展と共にタイパが重視され、あらゆる業界がタイパ向上に取り組んでいる。

一部業務の自動化

 不動産業界も例外ではない。では、不動産業界ではどのように顧客や、従業員のタイパを向上させていけるのだろうか。

 主なパターンを二つ紹介しよう。

 一つ目は「業務の部分的自動化」だ。管理戸数3万戸を抱える賃貸管理会社では、物件対応を自動音声に置き換えて電話対応が10分の1になり、1カ月あたり250時間以上の削減に成功した。

 電子契約システムを使って、更新の意思確認や契約締結を自動化した会社もある。この会社は更新契約に要する期間を半減させることができた。

 オーナー開拓・顧客対応など重要な業務に充てられる時間が増えるため、顧客満足度の向上や業績の拡大にもつながる。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『電子契約、「満足」の回答8割超』

検索

アクセスランキング

  1. LPガス、7月から法改正

    経済産業省

  2. 完工数増加、27%にとどまる

  3. ダ・カーポ、退去立ち会い代行を開始

    ダ・カーポ

  4. フィリックス、入居率99%超ガレージ賃貸

    フィリックス

  5. 【建築ランキング2024・ハウスメーカー】受注物件大型化、広さ戸数拡大 ZEHやガレージ付で差別化

    2024年年間完工数ランキング

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ