港区が孤独死保険に加入 家主が被保険者に
その他|2024年03月16日
高齢者の入居促進目指す
東京都港区は、2024年度から高齢者の入居支援強化に乗り出す。区が孤独死保険に加入し、入居者が死亡した場合、家主に対して損害を補償する。家主の心理的ハードルを下げ、高齢者の入居を促進したい考えだ。
区は、4月1日から「家主あんしんサポート保険」を開始する。区が民間保険に加入し、家主は被保険者となる。保険加入者として区が民間の保険会社と契約するのは都内初。3月4日時点で、保険会社は最終選考中だ。
対象となるのは、区内で65歳以上の単身高齢者、または65歳以上を含む、60歳以上で構成された世帯が入居する民間賃貸住宅。新規入居だけでなく、すでに入居を受け入れている物件も補償の対象となる。4月1日以降、家主が申請書を区に提出することで被保険者となる。なお、制度利用による家主側の金銭的負担はない。