賃貸管理専業のクライフ(京都市)は、管理のクオリティーを上げることを目的に2人1組でオーナー対応にあたる「バディ制」を取り入れている。2人で業務を受け持つことであることから相談し合い、お互いを補い合うことがメリットになっている。
相談し合い社員の成長促す
社員の余力残す チーム重視の方針
京都市で2700戸超を管理する同社は、社員に余力を持たせ、管理の質の維持・向上を重視する。その方針の実現のために採用しているのが、唐津亮社長が考案した「バディ制」だ。バディ制は創業から3年目にスタートした。個人の能力を重視することによる社員間のあつれきが生じていた状況を変えるため、「力のある社員」ではなく「力を合わせられる社員」を重視する方針に切り替えた。
オーナー担当であるPM事業部の6人を2人1組の3チームに分け、1チームあたり50人、合わせて150人を担当している。バディとなった2人で、オーナーへの提案や収支報告などを行っている。