利回り以外も重視し資産拡大

【連載】CPM®がもたらす高い職業倫理とプロフェッショナルスキル 第103回

管理・仲介業|2024年02月01日

  • twitter

 当社では私がCPMを取得してから数年をかけて事業を「顧客向けサービス」にシフトしてきました。特に「不動産を活用していかに資産を拡大して行くか」そのアドバイスや売買仲介・管理がサービスの中心です。

CPM理論を活用 保有物件の健全化

 CPMを取得して、まず私自身が行ったのは、CPM理論を活用して自社が保有していた賃貸物件の運用の健全化を行うことでした。

 次に運用見込みのある物件の購入、売却を進め、自社の要求利回りを設定。それまで必要に応じて行っていた設備投資や修繕を、賃料や入居率目標に貢献する修繕を重視するなど、計画的な運営を行いました。

 これらを進めるうちに、単に「利回り」という目線だけで不動産を持たず、レバレッジ(借り入れによる自己資金収益効果)・減価償却・物件の健全化などさまざまな視点から判断することの重要性とその効果を実感できました。

 これを顧客サービスにつなげていけばオーナーの資産拡大にもつながるのでは、と考えたのがきっかけでした。今ではCPM理論を素地とし、相続が発生する事を見据えた売却や購入の提案や、物件の投資価値を引き上げる選択肢を論理化、数値化した上で提案する管理受託に力を入れ始めています。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『空室対策、提案の数と質確保』

検索

アクセスランキング

  1. JCOM、月額制の防犯カメラで攻勢【注目企業に迫る】

    JCOM(ジェイコム)

  2. 繁忙期、成約件数は堅調

    山一地所,旭ハウジング

  3. 日本情報クリエイト、100億件のビッグデータ活用

    日本情報クリエイト

  4. 法人・一般好調も、学生は苦戦【2024年繁忙期総括】

    住まいの戸田,クラッシー・ホームズ,ホワイトホームズ,つばめ不動産,グッドフェイス,高山不動産,アルカディア管財,三好不動産,早川不動産,武蔵小杉駅前不動産

  5. 富士リアルティ 永松秀行社長 木造建築強みに、売上13億円

    【企業研究vol.248】富士リアルティ

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ