則安 盛久 社長【 亀岡大郎のトップ対談 】

創立40年で施工実績9万7000件

既存住宅の価値向上に有効なリノベーション。賃貸住宅の外観、内装リノベで実績のある朝日リビングは、外部企業とのコラボレーションや女性目線による改装プランの立案など独自の手法で物件を再生してきた。今後も需要の拡大が見込まれる中、2016年に社長に就任した則安盛久社長は社員の「課題解決力」の育成に力を注ぎ、組織強化を図る。

決め手は人間の魅力、社員の意識改革に着手

亀岡 御社とは古い付き合いになります。

則安 創立間もないころからのお付き合いになりますね。私で5代目になります。

亀岡 賃貸住宅フェアでも御社のブースやセミナーは好評と聞いています。だいぶ名前が売れたでしょう。

則安 今年で創立40年になりますが、リノベーションという分野では先駆者だと自負しています。時代のトレンドを映した講演タイトルや”女性目線”というキャッチーな言葉が好評をいただいていると思います。アウトドアブランドや自転車のプロチームなどとのコラボレーション賃貸なども手掛けてきましたが、今後も新しい打ち出し方を考えていきます。

亀岡 フェアには勉強熱心な家主が来場します。人口減少が叫ばれている中、既存の賃貸住宅の価値をどのようにして高めるかについては今後も関心が高まっていくでしょう。

則安 国の政策により供給量が抑えられているとはいえ、住宅ストックは多くありますからね。

亀岡 今でこそいろいろなコンセプトの賃貸住宅がありますが、この新聞を創刊した当初は風呂、トイレすら付いていませんでした。家主を取材しようにも「新聞なんかに顔や名前を載せられては困る」という始末。まずは賃貸業界の地位を上げなければいけないと考え、新聞や協会をつくってきたのです。

則安 そのような時代を乗り越えて今があるわけですね。6月に開催された東京の賃貸住宅フェアも多くの来場者でにぎわっていました。

亀岡 展示会も一つのメディアです。新聞やテレビ、インターネットと違い、実際の商品を見て触れる点では最も信頼のおける情報の宝庫といえるでしょう。訪問営業と違って、お客さんのほうからブースに来てくれるというメリットもありますから、情報の拡散力という点でもブースを出展する効果は大きい。

則安 ネットで何もかも調べられる時代に、情報の信頼性はますます問われますね。同時に、多くの商品やサービスの中から当社を選んでいただくには、社員の人間的な魅力も重要になります。

亀岡 とりわけ展示会では来場者とじかに接することになりますから、対応の仕方で会社の印象も変わります。

則安 第一印象も大事ですが、会話の中から相手が欲していることをくみ取る力も必要です。「この人は何に困っていて、それを解決するためにはどんな方法が有効か」。それを提示することが私たちの仕事です。良い材料を高い技術で提供することはプロとして当然です。そのようなPRにとどまっているブースを見つけるとむしろ安心します(笑)。当社はその先を目指しています。そのためにも、自分の頭で考え行動できる社員の育成に力を注いでいます。

(続きは本誌で)

朝日リビング
則安 盛久 社長

1971年4月5日生まれ。兵庫県明石市出身。大学卒業後、明石市の外郭団体でスポーツインストラクターを務めたのち25歳で神戸のリフォーム会社に入社。 2001年に朝日リビングに転職し、「モノを売るのではなく顧客の希望するものを提示する」を信条にリフォーム営業に従事する。16年12月、代表取締役社長に就任。趣味はギター演奏と歌唱。

朝日リビング
本社所在地 : 大阪市北区豊崎3丁目19番3号 ピアスタワー11階
設立 : 昭和53年(法人登記:昭和54年5月30日)  
資本金 : 1億円
事業内容 : 一般建築工事、外壁改修工事、エクステリア工事、屋根工事

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