強制執行の基礎①

【連載】新・法律エクスプレス 第12回

法律・制度改正|2021年07月26日

  • twitter

 私は、マンションの居住者と賃貸借契約を締結し、居室を賃貸していました。ところが、賃借人が家賃を滞納するようになり、建物明け渡しの裁判をしてこれを認めるという勝訴判決を得ました。この場合に、居住者が任意退去に応じないときはどのように手続きを進めていけばよいでしょうか。

明け渡し勝訴後も裁判所の手続き必要

 まず前提として、裁判で建物の明け渡しを認める勝訴判決を得たとしても、国家権力によらずに自力で自らの権利の実現を図ることは禁止されているため、賃貸人は、居住者に無断で賃貸物件の中に入り荷物を搬出する、もしくは賃貸物件の鍵を取り換えるといったことを行うことはできません。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『未払い賃料の回収方法①』

検索

アクセスランキング

  1. JCOM、月額制の防犯カメラで攻勢【注目企業に迫る】

    JCOM(ジェイコム)

  2. 春の社宅需要、増加傾向

    S‐FIT(エスフィット),タイセイ・ハウジー,FPR,アパルトマンエージェント

  3. 繁忙期、成約件数は堅調

    山一地所,旭ハウジング

  4. 法人・一般好調も、学生は苦戦【2024年繁忙期総括】

    住まいの戸田,クラッシー・ホームズ,ホワイトホームズ,つばめ不動産,グッドフェイス,高山不動産,アルカディア管財,三好不動産,早川不動産,武蔵小杉駅前不動産

  5. 日本情報クリエイト、100億件のビッグデータ活用

    日本情報クリエイト

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ