投資用区分マンションの売買仲介事業を主力とするネクサスエージェント(大阪市)は8月16日、投資用不動産のポータルサイト「ie-reach Crypto Property(イエリーチクリプトプロパティ)」の運営を開始した。海外在住の不動産投資家をターゲットに3カ国語表示とビットコイン決済に対応したことで不動産管理会社の新規の投資家顧客獲得を支援する。
同サイトは、ビットコイン決済に対応した不動産情報の掲載に特化している。海外在住の不動産投資家が日本の不動産を購入する際に現金を用意する手間を省き、スムーズな不動産取引を可能にした。サイト内の表示言語は日本語、英語、中国語の3カ国語に対応。物件掲載を希望する管理会社は、同社が提供するビットコイン決済システム「イエリーチBTC(ビーティーシー)決済」を導入することで反響獲得から決済までの対応が可能となる。手始めに、中華圏の顧客をターゲットとする管理会社のサポートを進めていく。 神原太郎最高デジタル責任者は「仮想通貨対応で海外への送金の手間がかからないことを武器に、海外顧客の獲得を狙う。日本の不動産を知るための一般的なメディアとして成長したい」と語る。