LOOPLACE、オフィスビル再生 15棟目

LOOPLACE(ループレイス)

商品|2023年11月08日

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改装後のオフィスのイメージ

 築古ビルの再生事業を手がけるLOOPLACE(ループレイス:東京都千代田区)は、千代田区外神田に立つオフィスビルを8月末に取得。年内にもリノベーション工事を完了させる予定で、家具などをそろえた「セットアップオフィス」として入居企業を募り、満床後に売却する。

家具そろえて収益力高める

 同社が手がけた不動産再生プロジェクトでは15棟目となる。物件の取得から商品企画、設計、施工まで自社で行う企画物件「gran+(グランプラス)シリーズ」として再生する。東京・秋葉原エリアでは2棟目となることから、物件名を「gran+AKIHABARA(アキハバラ)Ⅱ」とした。

 同物件は東京メトロ銀座線末広町駅から徒歩4分の立地。約20坪の土地に立つ築35年のRC造ビルで、地下1階、地上5階建てという構造だ。延べ床面積は87.4坪。同物件を本社ビルとして保有していた電気設備資材会社から取得した。

 修繕工事や内装デザインを施し、1階から5階を複数の企業に貸し出す。地下には共用設備として会議室を設ける。設計・デザイン力の強みを生かしつつ、オフィス利用に必要な家具をしつらえることで、収益力を高めていく方針だ。

 これまで主に東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の物件を対象に、年間2棟から3棟のペースで再生事業を手がけてきた。今後は設計・施工の体制を強化し、取得棟数を増やしていく考えだ。リーシングに強い会社と連携することで、竣工後3カ月以内には満床になるケースが多い。過去には投資家や不動産会社、資産管理会社への売却実績がある。多様な顧客が購入を検討できる価格帯で販売していく。

(2023年11月6日9面に掲載)

おすすめ記事▶『LOOPLACE、渋谷区の築古ビル再生』

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