賃貸物件での民泊について

【連載】新・法律エクスプレス 第37回

賃貸経営|2023年12月01日

  • twitter

 賃貸しているアパートの入居者が無断で民泊事業を行っています。宿泊客の騒音やごみ出しを巡り、近隣住民ともトラブルがあり困っています。このような場合、賃貸借契約を解除することはできるでしょうか。物件が転貸可能物件であった場合はどうでしょうか。

無断の民泊利用で契約解除

 まず、用法順守義務違反を理由に賃貸借契約を解除することが考えられます。

 入居者は賃貸借契約の用法にしたがって物件を使用する義務を負っています。ごみ出しや騒音によるトラブルの発生は用法順守義務違反に該当する可能性が高いといえます。

 また、無断転貸を理由に賃貸借契約を解除することも考えられます。賃借人が転貸を行う際には、賃貸人の承諾を得なければならず、無断転貸は賃貸借契約の解除事由となります。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『賃貸物件のエレベーターを点検・修理のため一定期間停止させる場合、賃料減額に応じる必要があるか否か』

検索

アクセスランキング

  1. 春の社宅需要、増加傾向

    S‐FIT(エスフィット),タイセイ・ハウジー,FPR,アパルトマンエージェント

  2. JCOM、月額制の防犯カメラで攻勢【注目企業に迫る】

    JCOM(ジェイコム)

  3. 繁忙期、成約件数は堅調

    山一地所,旭ハウジング

  4. 法人・一般好調も、学生は苦戦【2024年繁忙期総括】

    住まいの戸田,クラッシー・ホームズ,ホワイトホームズ,つばめ不動産,グッドフェイス,高山不動産,アルカディア管財,三好不動産,早川不動産,武蔵小杉駅前不動産

  5. 日本情報クリエイト、100億件のビッグデータ活用

    日本情報クリエイト

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ