「アクティブな高齢者の部屋探しを支援する」をコンセプトに見守りサービスを展開するザ・ハウス(東京都渋谷区)。2022年3月から提供を開始した「ひとり暮らし安心プラス」は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を使って入居者の安否を確認するサービスだ。家主や管理会社の不安を抑制し、高齢者が賃貸住宅に入居しやすい状況をつくるために開発した。
契約解除の手続きも代行
サービスは「備え」と「対処」の二つの軸で構成されている。備えとなる日常的な安否確認は、SMSを使って行う。送信頻度は年齢によって設定しており、65歳未満は週1回、74歳までは5日に1回、75歳以上は3日に1回。安否確認以外にも3カ月に1回を目安に、認知症の兆候がないかを確認するための質問を送る。いずれも、入居者から返信がなかったり、回答内容に異常を感じたりしたときは、サービス契約時に登録を必須としている緊急連絡先に連絡する。連絡が取れない場合は、地域の支援センターに現地確認を依頼する。