新築住宅の需要、12%上昇

【連載】アメリカ不動産事情 第110回 23年下期の住宅不動産市場

投資|2023年09月06日

  • twitter

 7月26日に実施された米連邦準備理事会(FRB)の利上げ発表を受けて、住宅ローン金利は上昇傾向にある。国内ではインフレの上昇に一服感がうかがえるとの見方もあるが、国内景気はすでにリセッション(景気後退)入りに近づいているとの意見も出始めた。

中古物件の在庫不足が影響

新規の受注減 リストラで不安感

 米国の株式市場ではバブル崩壊後の最高値を更新する中、実体経済はここ数カ月にわたり景気後退に向かっているようだ。大手製造メーカーでは新規受注が大きく減少、その影響を受けて2024年に向け、下請け企業でもリストラ準備に入っていると知人の企業経営者が語った。

 一方でせっかくコストをかけて獲得した熟練工を確保し続けるべく、年内は企業努力を継続するとのことだ。直近の雇用市場は370万人分の労働力不足ともいわれ失業率は3.5%と低水準にあるが、その多くはサービス業での人手不足からの雇用だ。また低失業率の実態は正社員が58万人減少する一方でパート社員が97万人増えたり、副業をする労働者の急増に支えられている。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『差し押さえ物件が14%に急増』

検索

アクセスランキング

  1. 春の社宅需要、増加傾向

    S‐FIT(エスフィット),タイセイ・ハウジー,FPR,アパルトマンエージェント

  2. JCOM、月額制の防犯カメラで攻勢【注目企業に迫る】

    JCOM(ジェイコム)

  3. 繁忙期、成約件数は堅調

    山一地所,旭ハウジング

  4. 法人・一般好調も、学生は苦戦【2024年繁忙期総括】

    住まいの戸田,クラッシー・ホームズ,ホワイトホームズ,つばめ不動産,グッドフェイス,高山不動産,アルカディア管財,三好不動産,早川不動産,武蔵小杉駅前不動産

  5. 日本情報クリエイト、100億件のビッグデータ活用

    日本情報クリエイト

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ