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■緊急地震速報 中古マンションにも提供へ・・・つなぐネットコミュニケーションズ

 つなぐネットコミュニケーションズ(東京都千代田区)は、マンション向け緊急地震速報サービス「SCOOP(スクープ)」の既存マンションへの提供を開始する。分譲マンションに限らず、既存の賃貸マンションにも提案していく方針だ。

 昨年7月からサービスの提供を開始していたが、営業対象を新築に限定していた。すでに80棟8000戸への導入が決定している。既存マンションへの導入要望も多数寄せられていたが、費用面がハードルになっていた。

 今回、配信ネットワークを一部変更し、イニシャル・ランニングコストを低減。費用面の問題を解消した。また、導入にはインターホンの改修が必要な場合があるが、機種によっては入れ替え工事を行わずに共用部の軽微な工事のみで対応が可能となる。同社では、販売開始1年間で30棟3000戸への導入を目指す。

 同社が展開する「SCOOP」は、各住戸内のインターホンを情報発信端末として利用する。地震発生前後に音声で情報を発信する。マンションの立地固有の地盤情報に基づく地盤増幅率を採用。各物件固有の地震震度と揺れ到達までの時間を算出し、インターホンから発報する。

 共用部分と連動させることも可能。地震発生前のエレベーター自動制御などにより、二次災害を防ぐこともできる。

 同社が今年8月に実施した「マンションの防災生活に関する意識調査」によると、6割以上が「地震防災対策について、家庭内で話し合ったことがある」と回答しており、防災意識の高さがうかがえる結果となった。

 このような動きを受け、07年にサービス開始された家庭用緊急地震速報対応端末は、市場規模が拡大している。

 つなぐネットコミュニケーションズは、丸紅、三菱地所、東京建物の合弁会社。2001年1月からマンション向けITサービスを提供している。(9月1日号)