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■高専賃運営大手ナラワ 民事再生を申請
高齢者専用賃貸住宅(高専賃)運営大手で、運営コンサルティングも手がけるナラワ(千葉県千葉市)が3月26日民事再生法適用を千葉地裁に申請した。負債は約6億7000万円。
同社は元々、共同住宅の建築工事などを手がけていたが、現在は「ウェルライフ」のブランドで千葉・神奈川・静岡で合計7棟の高専賃を運営している。また、地方の建設会社や不動産会社に向け業務提携の形で高専賃運営ノウハウを提供するコンサルティング事業を展開しており現在、直営も含め31棟が稼働中だ。
ただし「元々が不動産畑の会社なので、建物をつくり、入居者を集めるというノウハウにはたけていたが、一方で入居者の介護や食事の提供についてのノウハウがなかった」(有料老人ホーム紹介センター)という声にもあるように、品質については疑問視されており、実際に入居率が低迷する物件も少なくなかったようだ。
このように、直営物件の家賃収入の低迷に加え、コンサル物件についても入居率が芳しくないことからコンサルティングフィーを下げざるを得ず、事業収益が悪化をした、というのが倒産の引き金になったようだ。
また、同社は株式上場を目指しており、それに向け、本社をJR京葉線海浜幕張駅前の大型オフィスビルに移転したり、社員を急激に増加させたりもしていた。こうしたことも事業の足かせになっていたようだ。
コンサルを受けていた会社からは「今後も『ウェルライフ』の名称は使えるのか」「初めに支払った事業提携費は果たして戻ってくるのか」などといった点を心配する声が上がっている。(4月7日号)
