地域交流拠点の役割狙う
賃貸住宅や関連施設の管理を行う神奈川県住宅供給公社(以下、KJK:神奈川県横浜市)は、賃貸マンション「フロール横濱関内」の入居者募集を2月7日から開始。1週間で77件の申し込みが入ったという。
同物件はJR根岸線関内駅徒歩5分の場所に立つ。地下1階・地上13階建てRC造、全109戸の賃貸マンションだ。
住戸の間取りはワンルーム、1K、1LDK、2LDKで、専有面積は30.17~60.47㎡。家賃は12万2200~25万400円(共益費別)となる。
同物件の特徴は、地域の交流拠点としての役割を持たせた点だ。
1階の94.89㎡のスペースは、同物件の入居者や、1階の店舗の入居企業、関内地区の地域住民、学生などが利用できる場を目指す。
交流を仕掛けるのは、KJKと共に地域活性化事業を行う、関内イノベーションイニシアティブ(同)だ。同社が進めるヒト・コト・モノをつなげるプロジェクト「KANMATCH(カンマッチ)」の拠点として運用する。
それとは別に58.4㎡の入居者向けのシェアラウンジを配置した。テレワークや居住者同士のコミュニティースペースとして利用可能だ。
住戸内は、玄関土間含め、段差がないフルフラット設計を採用した。そのうち2戸は、車椅子生活者向け住戸とした。システムキッチン、エアコン、追いだき機能付きバス、ガス温水式床暖房などを標準装備とする。
主な入居者ターゲットは、20~40代の単身者、DINKS。横浜市の中区・西区に勤める中堅から大手企業の会社員や看護師、ホテル勤務者、公務員、自営業者ら。
(2024年3月18日14面に掲載)